子育て・健康

子供歯科矯正 にかかった費用と歯科医選びに大失敗した母の体験談

矯正歯科医の選び方

子供の歯科矯正 、費用は実際どれくらいかかるの?

子供の歯並びを治したいけど歯医者が多くて選び方がわからない

歯科矯正の治療経験豊富な歯医者さんで安心して治療を受けたい

子供の歯科矯正を勧められたら、こう思う方は多いのではないでしょうか。
私は第一子の歯科矯正について、よくわからないまま大失敗を経験しました。その後、信頼できる歯科医院に出会い、今は安心して治療を続けています。
 
歯科矯正は高額な治療費を支払うことももちろんですが、子供の健康を危険に晒すような行為にもなりかねません。
安心して子供の歯科矯正を受けるためにも、失敗しない歯医者選びが大切です。

 

子供の歯科矯正にかかった費用

第一子(大失敗)

歯科矯正開始時期 小学校2年生
治療期間 1年(治療途中でやめた)
治療内容 床矯正
精密検査料* なし
装置料 495,000円
調節料 なし

 

第二子

歯科矯正開始時期 小学校2年生
治療期間 10ヶ月 + 保定装置継続中
治療内容 上顎骨拡大、下顎歯列拡大、ヘッドギア、保定装置
精密検査料* 52,000円
装置料 350,000円
調節料 3,000円(1ヶ月に1回程度)

 

第一子

歯科矯正開始時期 小学校6年生
治療期間 3ヶ月(治療終了)
治療内容 部分矯正(2本)
精密検査料* 52,000円
装置料 150,000円
調節料 3,000円(2週間に1回程度)

*精密検査料はカウンセリング料、診断料等も含みます。

子供の矯正歯科医選びで50万円損した体験談

第一子が小学校2年生の時、学校から歯並びについて歯科医と相談するようにという手紙を受け取りました。
周りのママに聞いてみると、元から通っている歯医者で勧められた通りに矯正を始めていたり、数本抜歯をしている、というお子さんもいました。
ママたちに聞くのと同時に、子どもの歯科矯正の知識と経験が豊富そうで、口コミの評判が良い歯科医院をネットで調べました。
そして、良さそうな歯科医院をみつけたのです!
その当時は情報リテラシーが低かったと反省するばかりですが、ネットの情報をそのまま鵜呑みにしていました。
 
歯科医院へ行くと外壁に大きく矯正歯科と表示されており、「矯正の専門」という歯科医に担当してもらいました。(この歯科医は「この歯科医院で矯正を担当している方」で、学会等に認定された専門医ではなかったことは後から知りました)「今から始めれば抜歯はしなくて大丈夫だし、痛みもない治療方法ですよ。」と聞いて、先生の雰囲気も良かったので他の歯科医院に相談に行くこともなく約50万円支払いました。
その後1年間で担当医が3人変わり、違和感を感じたので、別の歯科医院に相談に行くことにしました。
 
今度はしっかり調べて矯正歯科専門医のいる歯科医院に行き、「今の装置は意味がないだけでなく、今すぐに使用を中止すべき」という衝撃の言葉を聞かされました。
床矯正という治療法を続けており、上の歯を外側に倒していたので上下の噛み合わせがずれていました。
 
その日から装置を外し、精密検査をして今のところ矯正は必要ないと言われました。(歯科矯正を診断する検査はいつものような口の写真・レントゲン写真だけではなく、「もっと詳しい」検査でした。前歯科医院とは矯正治療前の検査と説明される情報の多さがあまりにも違っていて驚きました
 
それから歯の定期検診以外何もせず、大人の歯が生え揃い、歯並びにそれほど大きな凸凹がありません。あの50万円は一体なんだったの・・・。
 
少し調べると、以下のようなことがわかってきました。
・やっていたのは「必要のない治療」ではなく、「今すぐにやめるべき治療」
・同じような治療をしている子供がたくさんいる
・安易な歯科矯正は子供の健康に害を与える可能性があるいうことに気付いていない親が多い
 
歯科矯正は高額な自費診療なので、もうかる治療とあってかネット上には広告があふれています。また日本では専門的に歯科矯正について勉強していないにも関わらず、矯正を行う歯科医がたくさんいます。
 
近所のネットワークで広く深く情報収集可能なら、矯正中のお子さんの話だけでなく、経験済みのお子さんの話も併せて積極的にたくさん聞いてみてください。
私のようにたいしたネットワークがないなら、「歯科矯正の専門医・認定医のいる歯科医院」かどうかが判断基準の一つになると思います。
 
 

歯科矯正の専門医・認定医のいる歯科医院を選ぶ

子供歯科矯正費用

歯科矯正にはいろいろな学会や研究会などがありますが、その中に日本矯正歯科学会と日本矯正歯科協会(JIO)というものがあります。これらの団体は歯科矯正の専門医・認定医の認定制度を運営しています。
 
ちょっとややこしいのですが、最初に認定制度を運営した日本矯正歯科学会の認定方法は、技能評価がなく書類審査だけだったそうです。そこで日本矯正歯科協会(JIO)は技能評価も取り入れた認定制度を運営するため日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)を設立し、独自の認定審査を開始したため、「歯科矯正の専門医」と言っても1つの団体に認定されているわけではありません。
 
それぞれの団体に認定された歯科矯正の専門医は下記のwebサイトから探せます。
 
日本矯正歯科学会
全国の日本矯正歯科学会専門医・認定医を探すことができます。
 
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)
全国のJBO認定歯科矯正専門医を探すことができます。webサイトは日本歯科矯正専門医学会(JSO)という団体のサイトです。
 
どちらのwebサイトにも矯正治療についてのQ&Aのページがあるので、そちらも参考になると思います。特にJSOのwebサイトのQ&Aの矯正歯科医院の選び方はこの記事を読んでいる方は必読です。私も数年前に読みたかったなぁ。
 
最初に通った歯科医院の担当歯科医は3人ともどちらのページにも名前が載っていませんでした。。。
 
私は以前アメリカに住んでいたことがあるのですが、アメリカでは一般歯科の他に歯科医療が専門分野に分かれていました。一般歯科から必要に応じてそれぞれの専門分野の歯科医を紹介され、そこに通って治療します。日本では一般歯科で「全部やっちゃう」感じのところも多いですよね。
 
専門医・認定医ではなくても優秀で知識と経験が豊富な歯科医が見つかればいいですが、難しければ上記サイトで専門医・認定医を探して相談するのは選択肢の一つだと思います。
 

小児矯正歯科医選びで私のような失敗をしないために

私がウソ情報、紛らわしい情報で大失敗した時の状況はこんな感じです。
・webサイトに「歯科矯正センター」のような紛らわしい文言を載せ、「歯科矯正の専門」感を漂わせている。
・複数サイトで良い評判(ランキング上位、好意的口コミなど)
・歯科矯正は低学年で治療を始めることが多いという思い込みから、あまり考えず治療を開始した。
・抜歯しない、痛みがない、目立たない、取り外せるなどいいことばっかり。
・間違った歯科矯正が子供の健康を害する可能性を認識していなかった。
・専門的に勉強していなくても、歯科医なら誰でも歯科矯正治療ができると知らなかった。
・日本矯正歯科学会、日本歯科矯正専門医認定機構に認定された専門医・認定医がいることを知らなかった。
・歯科矯正治療前の検査は、よくある口の写真と通常のレントゲン検査のみではなく、追加で精密検査が必要なことも知らなかった。
・引っ越し後数ヶ月だったため情報不足。
 

子供の歯科矯正を勧められた?でも、すぐに開始しないで!

「今から始めればお子さんの歯を抜かなくてすみますよ。」と言われて矯正を開始しても1年後、「お子さんの歯を抜く可能性があります。」と言われました。歯科矯正は複雑で、調べてもよくわからないことが多いです。それでも歯科矯正のメリットデメリットをよく考えて、納得できる治療法を信頼できる歯科医院で受けたいですよね。
 
アメリカでは日本よりも「きれいな歯並びと白い歯」は重要視されていると感じました。子供のきれいな歯並びのための歯科矯正は親の使命みたいです。
ヨーロッパ滞在が長い知り合いにも、「子供の歯科矯正はしたほうがいい。歯並びが悪いと貧乏な家の子と思われる」と教えてもらったので、それが親としてのグローバルスタンダードなんだと思います。
 
とはいえ、第二子の歯科矯正について考えていた時に同学年の子供がいるアメリカの友人にも聞いてみましたが、小学校低学年ではクラスに1、2人しか歯科矯正をしている子がいないということでした。
 
儲け優先の歯科医院の広告に踊らされないように気をつけてください。私が子供を通わせてしまった歯科医院の「治療実績◯◯人」の中に我が子がカウントされていると思うと悲しいです。
 
歯科医院選びは難しいです。
私自身も失敗していますし、実は第一子の歯科医院選びで前述の歯科医院の前に通った歯科医院は、さらに大失敗だったのではと思っています。先日知り合いの優秀な経営者の方と会った時に、その人も歯の治療で失敗していると聞いて驚きました。
 
私は大失敗してしまいましたが、50万円支払ったのだから、矯正治療が終了するまで面倒を見るという約束なのだから、と違和感を抱えたまま同じ歯科医院に通い続けなくて良かったです。失敗に気づかなければ歯科矯正について詳しく調べることもなく、第二子の歯科矯正に向かっていたと思います。考えるだけでも怖いです。
 
みなさんが信頼できる歯科医院に出会えますように。

 

 

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